2015年11月30日

ニュース〜知的障害の生徒にみだらな行為した疑い 中学教諭を逮捕

お疲れさまでございます。


知的障害の生徒にみだらな行為した疑い 中学教諭を逮捕


↑「朝日新聞デジタル」へのリンクです。
引用してみます。


「知的障害がある特別支援学級の女子生徒にみだらな行為をしたとして、愛知県警は29日、尾張地方の市立中学に勤務する教諭の男(54)を、児童福祉法違反の疑いで逮捕した。
 捜査関係者によると、男は今年6月、尾張地方のホテルで、受け持っていたクラスに在籍していた少女に対し、18歳未満だということを知りながら、みだらな行為をした疑いがある。少女は知的障害があったという。事件発覚後も、男はそのまま同じ学校に在籍していたという。
 県警は少女のプライバシーの保護を優先し、逮捕について発表していない。」



まだ容疑の段階ですから、何とも言えませんが、事実だとすれば、やっぱり言葉もありません。


ところで、刑法ではなく、児童福祉法違反なんですね。
では、児童福祉法を見てみると、


「第二章 福祉の保障
第三十四条  何人も、次に掲げる行為をしてはならない。
一  身体に障害又は形態上の異常がある児童を公衆の観覧に供する行為
二  児童にこじきをさせ、又は児童を利用してこじきをする行為
三  公衆の娯楽を目的として、満十五歳に満たない児童にかるわざ又は曲馬をさせる行為
四  満十五歳に満たない児童に戸々について、又は道路その他これに準ずる場所で歌謡、遊芸その他の演技を業務としてさせる行為
四の二  児童に午後十時から午前三時までの間、戸々について、又は道路その他これに準ずる場所で物品の販売、配布、展示若しくは拾集又は役務の提供を業務としてさせる行為
四の三  戸々について、又は道路その他これに準ずる場所で物品の販売、配布、展示若しくは拾集又は役務の提供を業務として行う満十五歳に満たない児童を、当該業務を行うために、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 (昭和二十三年法律第百二十二号)第二条第四項 の接待飲食等営業、同条第六項 の店舗型性風俗特殊営業及び同条第九項 の店舗型電話異性紹介営業に該当する営業を営む場所に立ち入らせる行為
五  満十五歳に満たない児童に酒席に侍する行為を業務としてさせる行為
六  児童に淫行をさせる行為
七  前各号に掲げる行為をするおそれのある者その他児童に対し、刑罰法令に触れる行為をなすおそれのある者に、情を知つて、児童を引き渡す行為及び当該引渡し行為のなされるおそれがあるの情を知つて、他人に児童を引き渡す行為
八  成人及び児童のための正当な職業紹介の機関以外の者が、営利を目的として、児童の養育をあつせんする行為
九  児童の心身に有害な影響を与える行為をさせる目的をもつて、これを自己の支配下に置く行為」



なかなか時代を感じさせる文言が並んでいますが、この六号に触れたということだと思われます。
児童福祉法の罰則を見てみると、


「第八章 罰則

第六十条  第三十四条第一項第六号の規定に違反した者は、十年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。」



ということだそうです。


最近、この手のニュース(「特別支援学級の担任が……」)が増えているような気がします。
うーん……。


それでは、この辺りで。


[きふねYY]
posted by 名東区障害者基幹相談支援センター at 12:26| Comment(0) | 日記

2015年11月25日

ニュース〜虐待告発職員に賠償請求 埼玉など障害者施設

お疲れさまでございます。


虐待告発職員に賠償請求 埼玉など障害者施設(2015/11/23)


↑東京新聞へのリンクです。


引用します。


「障害者の通所施設で虐待の疑いに気付き自治体に内部告発した職員が、施設側から名誉毀損(きそん)などを理由に損害賠償を求められるケースが埼玉県と鹿児島県で起きていることが、分かった。
 障害者虐待防止法では、虐待の疑いを発見した職員は市町村に通報する義務がある。通報したことで解雇など不利益な扱いを受けないことも定めており、施設側の対応に法曹関係者らから「法の理念を無視する行為。職員が萎縮して、虐待が闇に葬られてしまう」と批判が出ている。
 さいたま市の就労支援施設に勤めていた女性元職員(42)は十月、運営主体のNPO法人から約六百七十二万円の損害賠償請求を通知する内容証明郵便を受け取った。
 女性は上司の男性職員が知的障害のある男性利用者二人の裸の写真を撮影し、無料通信アプリで送ってきたり、職場の共用パソコンに保存したりしていたため三月に市へ通報。市は施設へ監査に入った。女性が自主退職した後の六月、虐待を認定、改善勧告を出した。
 施設側は「女性はテレビ局の取材も受け、他にも虐待があったと虚偽の説明をした」と主張。「外部からの業務受託の予定が取り消され、損害を受けた」として賠償を求めているが、女性は争う構えで、裁判に発展する可能性もある。
 鹿児島市の就労支援施設の男性元職員(48)は、六月に運営会社から鹿児島簡裁に提訴された。
 男性は同社で働いていた昨年秋、女性利用者から「幹部職員にバインダーで頭をたたかれた」と聞いた。半信半疑だったが、他の利用者に対する虐待の目撃証言が別の関係者からもあったため、二月に市へ通報した。
 施設側は虐待を否定。「事実無根の中傷で名誉を毀損された」などとして百十万円の損害賠償を求めている。
 市は虐待の認定に至っていないが、担当者は「男性がうそをついているとは考えていない。虐待防止法の趣旨からすると、提訴はあるべきことではない」としている。

◆「報復」に罰則なく 法に従い通報したのになぜ

 法律に従って虐待の疑いを通報したのに、なぜ賠償を求められるのか。障害者虐待防止法には、通報した施設職員に対する不利益な扱いを禁じる規定はあるが、罰則はない。通報者への賠償請求を想定していない上、訴訟を起こす権利までは制限できない。このため、現状では「報復」として通報者が訴えられるリスクは否定できない。
 同法は二〇一一年に成立、一二年に施行された新しい法律。厚生労働省によると、通報者が訴えられたのは初めてではないかという。担当者は「通報義務を定めた虐待防止法そのものが訴えられたようなものだ」と憤る。
 厚労省の調査では、一三年度に施設や家庭、職場で障害者虐待の通報は計七千百二十三件あったが、事実の認定に至ったのは約三割の二千二百八十件にとどまる。自治体の調査には限界があり、裏付けが難しいためだが、虐待が認定されなかったことを理由に通報者を訴える裁判が今後、さらに続く恐れもある。
 虐待被害者の内訳では、知的障害が最も多く、証言能力に欠ける人が標的にされているともいえる。知的障害者の親らでつくる「全国手をつなぐ育成会連合会」の久保厚子会長は「重度の人の場合は虐待を受けたと認識できず、軽度でも自分の気持ちを主張できないことがある。虐待が事実でなかったとしても『そう受け取られる行為があったのでは』と謙虚に受け止めてほしい」と話す。」



「障害者虐待の防止、障害者の擁護者に対する支援等に関する法律」によれば、


第十六条  障害者福祉施設従事者等による障害者虐待を受けたと思われる障害者を発見した者は、速やかに、これを市町村に通報しなければならない。
2  障害者福祉施設従事者等による障害者虐待を受けた障害者は、その旨を市町村に届け出ることができる。
3  刑法 の秘密漏示罪の規定その他の守秘義務に関する法律の規定は、第一項の規定による通報(虚偽であるもの及び過失によるものを除く。次項において同じ。)をすることを妨げるものと解釈してはならない。
4  障害者福祉施設従事者等は、第一項の規定による通報をしたことを理由として、解雇その他不利益な取扱いを受けない。



となっています。
ニュース記事にもありますが、第16条1項は、「努力義務規定」ではなく、「義務規定」です。
「努めなければならない」ではなく、「せねばならない」です。


今後、こういったケースが増えるのではないか、通報者が委縮してしまうのではないか、という懸念は当然といえるでしょう。


ちなみに、同様の趣旨で立法されている「高齢者虐待防止法」も、やはり同じです。
「児童虐待防止法」も。


(※それぞれの法律で、「養護者による虐待」を通報(通告)した場合、通報(通告)を受けたものはその内容その他通報者(通告者)を特定するような情報を漏らしてはならない、という規定があります)。


今後の動向に注目しなければいけませんが、事業所内で「起こった」「起こらなかった」という話がなくなることはないでしょう。
これを解決するには、どうでしょう、


監視カメラを導入する、


というのは?


それではこの辺りで。
[きふねYY]

posted by 名東区障害者基幹相談支援センター at 16:59| Comment(0) | 日記

2015年11月20日

千種区と合同で・・・

今日は協議会事務局会議を千種区と合同で行いました。名東区では、行政・指定相談・基幹相談で毎月行っているのですが、そこに千種区の指定相談・保健所・基幹相談を交えた格好です。元々、名東区の指定相談事業所で千種区のケースを持っていたり、千種区の指定相談事業所で名東区のケースを持っていたりするので、それぞれの基幹Cが把握するためにも合同で・・・となりました。

それぞれの区が異なる形で協議会を運営していますし、行政・指定・基幹の連携方法も異なるので、それぞれの話が新鮮である一方、ケースに関する話になれば、当然すぐに噛み合う訳で・・・

日程調整等容易ではありませんが、機会を捉えて、細く長く、合同開催を続けられたらと考えています。 [センター長]
posted by 名東区障害者基幹相談支援センター at 16:56| Comment(0) | 協議会

2015年11月19日

「しる」部会

お疲れさまでございます。


11月17日(火)、「しる」部会を開催いたしました。


今回は、研修企画『成年後見をしる!』の反省会を、講師の小林先生もお招きして行いました。
はじめての企画でしたので、「長い」「多い」「もりだくさん」といった感想があり、今後、同様のものを開催するのであれば、そのバランスを考えなければいけないと思いました。
内容に関しては、実際の後見手続きの流れまでを説明する研修はあまりないと思いますので、なかなかのものだったのではないか、と自負しております。
……まあ、ひとえに小林先生のおかげなのですが。
広報については、「区役所で知った」という意見が多かったのが意外でした。
みなさん、区役所の掲示物なんかをよく見られているんですね。
今後の参考にさせていただきます(ちなみに、当ブログを見て申し込みいただいた、という方はゼロでした……)
成年後見の研修はいくつも行われていますが、名古屋市の中心部で開催されることが多い印象です。
興味はあっても、なかなかそこまで足を運ぶのが……というかたもいらっしゃるでしょう。
その点、名東区で行った、という意義は大きかったのではないかな、と。
地域のニーズとして、「成年後見のことを知りたい」というものがあるとわかりましたので、また企画を検討していきたいです。
小林先生、本当にありがとうございました。


それから、次の「しる」部会企画の検討のために、区内某所を部会員で見学。
こちらの企画のほうが、ハードルが高いですが……やってみる価値はあります。
どんな形になるのかはまだ申し上げられませんが、何とか実現にこぎつけたいと思います。


それではこの辺りで。


名東区の豆知識:
牧野ヶ池は、もともとはため池。


[きふねYY]
posted by 名東区障害者基幹相談支援センター at 17:37| Comment(0) | 協議会

第5回そだつ部会

今回のそだつ部会は25名のご参加をいただき、区役所3階の第1会議室という、エラい立派な部屋で行いました。事業所をお借りするとお茶を出していただけることが多いのですが、福祉課さんが気を遣ってお茶を煎れて下さり・・・「予算がないので」と笑いながら、急須で一人一人、一杯一杯・・・ありがとうございましたm(__)m

2か月ぶりだったので、各事業所の近況を中心にお話しいただき、課題や悩みはその都度、意見交換しましたが、利用児への対応のあり方からシビアなケースへの対応、学校との連携など、「現場の声」満載でいた。
子ども応援委員会の話も何度か出て、少しずつ、地域に浸透してきている印象も受けました。

「OneLife」さんから、「県内初のCPサッカー(脳性麻痺者7人制サッカー)のチームを作りたい」という申し出もありました。興味のある方は問い合わせてみて下さい。

あと、12月3日に、千種・守山・名東3区の子ども関係支援者の合同研修会を行うことになっておりまして、その再案内をしております。今日の話題にもなったのですが、特に「若手」支援者のつながりを盛り上げていければと思います。参加者の目標は100名なのですが、同じ規模で懇親会を行うという壮大な(?)企画も動き出して(?)おります。

ちなみに、今池がこの東部3区の「聖地」になりつつあるこの頃です(^^; [センター長]
posted by 名東区障害者基幹相談支援センター at 12:54| Comment(0) | 協議会